いろんなところに住んでみる

旅の楽しみは、知らない街の日常を見ること。というわけで、いろんなとこで「ちょっとちょっと暮らし」してみます。どんなところに住めるのかなー?2018年、チェンマイ→台北→フィレンツェ→はたまたチェンマイ。2019年は...春はカミーノ(スペイン巡礼路)からのポルトガル。夏は日本。秋冬はスウェーデン。2020年夏からしばらく京都。

ルアンパバーン②早朝托鉢と野良ニワトリ

 ルアンパバーンにいたのは実質まる2日だったので、特になにをするでもなくただ街を散歩していた。到着した日の夕方は晴れていてとても空がきれいだったけど、あと2日はほぼ曇り。 f:id:pechinda:20190124021045j:plain

 まずは、朝早く起きて托鉢の見学。A Fortune-Teller Told Me: Earthbound Travels in the Far Eastにももちろん出てきて、見たかった光景。

 

この時期の朝5時半はまだ暗い。でも街のメインストリートに行くと、すでにすごい数の観光客!道の脇にはプラスチックの椅子が並べられていて、おばちゃんたちが観光客用のもち米やお菓子を売っている。座っているのはほぼ観光客だったので、裏通りに移動。裏通りにも、托鉢ツアーで来ているグループが何組もいたけど、表通りよりはずいぶん人も少なくて、地元の人もいたのでこちらで見学。

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お坊さんたちはみんな裸足で、列をなして粛々と歩く。道に座っている人たちはもち米をお坊さんたちが下げている容器に上手に放り込む。たまにならともかく、夜明け前からもち米炊いて、っていうのを毎日やっているんだからすごいな。毎日だよ。雨の日も。ひとところにいられなくて、あっちこっちふらふらするクセが抜けない私には、昔ながらの、毎日決まったことをあたり前のようにやるというという生活というのは、ものすごく尊いことに思える。

 

この時も思ったけど。

 ルアンパバーンの中心は、フレンチコロニアルのかわいい建物が並んでいて、カフェもたくさんあって、かわいい雑貨も売っていて、女の子受けしそうなステキな街だけど、街の人たちの日常生活を感じられる裏通りをお散歩するのもとてもおもしろかった。のんびりした空気が流れていて、あー別に特別なことしなくていいや、という気になる。ショッピングセンターも、コンビニも1軒もない(ちっちゃいスーパーはあった)。ルアンパバーンにいる間じゅう、昭和30年代ってこんな感じだったのかな、と思っていた。

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 とはいえ、結構年配の人も、やっぱりみんなスマホを持っている。そして、カフェだけではなく、めっちゃローカルな食堂でも、たいてい壁にWiFiのパスワードが貼ってある。タイもだけど、ラオスでも、WiFiにはあんまり困らない。東南アジアのWiFiの普及っぷり、太っ腹っぷりはすごいな。日本やヨーロッパではこうはいかない。

 

今、ラオスで思い出すのはニワトリの鳴き声。パークベンでもルアンパバーンでも、朝はもちろん、昼間でも街のあちこちでニワトリが「おっえおっおおーーーーー!」と高らかに鳴きまくっていた。街中を野良ニワトリが闊歩している。野良犬も多かった。猫も。人と動物が街の中で共存してる。

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もしかして生産者?

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