いろんなところに住んでみる

旅の楽しみは、知らない街の日常を見ること。というわけで、いろんなとこで「ちょっとちょっと暮らし」してみます。どんなところに住めるのかなー?2018年、チェンマイ→台北→フィレンツェ→はたまたチェンマイ。2019年は...春はカミーノ(スペイン巡礼路)からのポルトガル。夏は日本。秋冬はスウェーデン。2020年夏からしばらく京都。

雪とオーロラを求めて、北極圏キルナへ

ブログ主は引き続き、京都で淡々と引きこもり生活を満喫しておりますが、突然1年8か月ほどさかのぼりまして、ストックホルム生活の残りをちょっとだけ続けます。なぜ今更かというと、好きなスウェーデンバンドのPVを貼りきれていないからw

 

理由はともあれ、ブログ上は2021年酷暑の真夏の京都から、2020年1月の真冬のスウェーデンに戻ります。

 

あ、最初に書いときますけど、オーロラは見られませんでしたw

ので、オーロラ写真は一切ございません。

 

ストックホルムには11月上旬から2か月ちょい滞在していたけど、まーーーー毎日毎日、曇り、あんど雨(わかってたけど)。雪もなければ青空もない。今年は暖冬みたいで、雪がまったく降らない。1回だけ、ちょっとだけ降って積もった日があったけど、半日で溶けてしまった。

 

ということで、雪景色が全く見れていない。ほわいとくりすます?なんですかそれ。

 

せっかく北国におるんや。雪。雪が見たい。これはもう、北上するしかないのか...

ついでに、冬の北欧にいるなら、オーロラなど見れないものだろうか...

 

ということで、スウェーデン滞在残り1週間というところで、北極圏を目指すことにした。行き帰りともに夜行列車で、現地滞在は3泊4日。オーロラを見るには、晴天率の高いアビスコがよいみたいだけど、行く予定の日程で天気予報やオーロラ予報を見る限り、オーロラを見られる確率は非常に低いw

 

f:id:pechinda:20210816230718p:plain


 どーせ見られそうにないなら、アクセスが悪いアビスコより、もうちょっと気軽に行けるキルナで手を打とうではないか。なんならキルナではアイスホテルも見られるし。

 

ということで、行先はキルナに決定。ガチでオーロラを見に行くなら、天気を考慮して余裕のある日程にして、オーロラツアーやオーロラ観測がメインのホテルなどに泊まったほうが確率は高いけど、まあダメ元でオーロラチャレンジ、もし観られたらラッキー、くらいのノリなので、ふつーに街中の安宿に滞在する。

 

スウェーデンは宿泊も交通費も高いイメージがあるけど、夜行の寝台列車を調べてみると、思ったより安かった。空席具合や日程で値段はだいぶ違うけど、私が予約したのは2等寝台で、日本円にして片道6000円ほど。

16時間も乗るのに、安くない?

 

寝台なのでがっつり寝れるし、もちろん寝具もついてるし。寝台列車なんてもう何年も乗ってないし、なんにもナッシングな景色を車窓から楽しめるし、旅情もあってアガるー♪

 

電車はストックホルムを18時08分に出て、キルナには翌朝9時12分に着きます(2020年1月時点)

寝台車は女性専用(選べる)の定員6人のコンパートメント。この日は同室は2名だけで、計3人だったからゆったりで快適でした♪

f:id:pechinda:20210817190818j:plain

北国感。

電車は時間ぴったりに、キルナに到着。

ちなみにこの時期、キルナの日の出は11時すぎ、日没は12時15分くらい。「日中」が1時間ちょいしかないwww

とはいえ、朝9時すぎでもこのようにうすら明るいし、日没=すぐ真っ暗になるわけではないので、明け方と夕方がながーく続く感じ。

 

f:id:pechinda:20210817192039j:plain


鉄道駅から町の中心までは、歩くと30分くらいあるのだけど、電車の時間に合わせて無料のシャトルバスが出ている。

 

キルナは鉱山で栄えた町ながら、鉱石堀ってるうちに地盤沈下が進み、現在の町をまるごと3kmほど移動させる計画が進んでいる。2020年移転予定だったみたいだけど、いろいろ遅れて、2023年ごろを予定しているそうな(でもコロナもあり、また遅れるのかな...)

 

f:id:pechinda:20210817215613j:plain

このへんが町の中心

朝ごはんは、カフェに入って、北欧ではポピュラーな、ケーキを模したサンドイッチ、スモルゴストルタ(意味はそのまま「サンドイッチケーキ」)。ケーキみたいといっても生クリームを使っているとかではなく、ポテサラやマヨをクリームみたいに見立てて作ってある。

 

f:id:pechinda:20210817215949j:plain


ごはんを食べて落ち着いたので、まずは荷物を置きにホテルへ。
 

宿泊は、キルナの町からちょっとだけはずれた(徒歩10分くらい)安ホテルを予約した。すぐお隣が、オーロラ観測を売りにしているステキめのホテルで、クロスカントリースキーのコースに隣接しているので、ちょっと歩くだけで、夜は街灯りを避けて暗がりに行けるようだったので。

 

泊まったのはこちら

Malmfältens Logi & Konferens

スウェーデンには「フォルケヘーグスコーラ(Folkhögskola)」という国民高等学校がある。大人が通える学校で、いろんなコースがあって、職業訓練から趣味や教養を身につけたり、と目的もいろいろ。この宿はその学校が運営しているみたいで、お部屋も学生寮みたいな感じ。

f:id:pechinda:20210817221559j:plain

YHでもあるけど、部屋は個室。

f:id:pechinda:20210817221624j:plain

寮感!このときは1泊6,500円くらいだったかと。

 荷物を置いて、町に戻り、キルナの教会を見に行った。

f:id:pechinda:20210817223141j:plain

  

 木造の大きな建物。サーミ族のテントの形を模しているそうな。これもまるごとお引越しするんやろな。

f:id:pechinda:20210817223255j:plain

素朴できれい。


 あとは観光案内所でアイスホテルへの行き方を調べたり、素敵なカフェでのんびりしたり。セムラの記事にも貼ったけど、このSpisってカフェがめちゃくちゃ居心地よくて、スウィーツやフードもおいしかった!ので毎日通いました。

 

f:id:pechinda:20210817224011j:plain

いやこのセムラおいしかった!

 

帰りはお散歩しつつ、スーパーに寄って、ホテルのキッチンで簡単な晩ごはんを作って食べた。

 

f:id:pechinda:20210817224700j:plain

普通の住宅街がかわいいよねー。

f:id:pechinda:20210817224725j:plain


ごらんのとおり、がっつり曇っていて星すら見えんけど、一応オーロラ情報アプリチェックしつつ、隣のクロカンコースまでオーロラ観測に行ってみるか...

 

f:id:pechinda:20210817224957j:plain

お隣にある「キャンプ・リパン」というホテルの入り口。焚火うれしい焚火ーーー!

 

この入口を入り、クロカンコースをしばらく歩いていくと、真っ暗なとこまで行けるので、ホッカイロ握りつつしばし空を見上げる。いや、曇ってるからむりでしょーと思いつつ、30分ほど粘る。だんだん、筋雲の濃いところがオーロラに見えてきたりするよねw

 

明日も明後日も曇り予報。ま、夜ヒマだからお散歩がてらチェックだけはしにこようかな。

 

ちなみに気温ですが(数字は忘れました)、まー寒いことは寒いけど、風や湿気がないので、冷凍庫の中にいる感じで、耐えられない寒さではない。ダウンと暖パンにホッカイロ握りしめれば、まあ30分くらいは平気。

 

明日は雪道トレッキングにチャレンジ!

 

♪♪♪

 

今日のSwedish Music

 

Kent「Socker」

 

 スウェーデンの国民的バンドとして長い間活動していたけど、2016年に解散。
スウェーデン語の響きがよき。そしてひりつくくらいの透明感が北国のバンドって感じがするわ...

ロゴも北欧っぽいよね。

kentではこのSockerが一番好き。