いろんなところに住んでみる

旅の楽しみは、知らない街の日常を見ること。というわけで、いろんなとこで「ちょっとちょっと暮らし」してみます。どんなところに住めるのかなー?2018年、チェンマイ→台北→フィレンツェ→はたまたチェンマイ。2019年は...春はカミーノ(スペイン巡礼路)からのポルトガル。夏は日本。秋冬はスウェーデン。2020年夏からしばらく京都。

たまたま見つけたカフェが当たりだった幸せを噛みしめる


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やっと仕事がぜんぶ手を離れた!

フリーダム!

そして、散歩中にたまたま通りかかって吸い込まれたコーヒー屋さんが大当たりで、外はきもーちよく晴れていて、こういうの、なんて幸せな午後なのでしょう。

 

チェンマイにはおしゃれカフェがいっぱいありまして、検索するといっぱいでてくるのですが、おしゃれなだけあってどこも高い!入ってみるとお客さんはほぼ欧米人、たまにタイの学生さんがいるくらい。ホットコーヒーが50~60バーツ(180~230円くらい)、カプチーノやラテだと60~85バーツ(230~300円)くらい。ん?でもあらためて日本円に換算すると、意外と安くて今びっくりした。

 

ごはんはだいたいローカル食堂で食べているので(こちらはほぼタイ人しかいない)、40~60バーツくらいで1食食べられてしまう。コーヒー1杯よりごはん1回分のほうが安い。だから、すっかり、コーヒーめっちゃ高い!という感覚になっていたのでした。この間通りかかって入ったカフェは、コーヒー1杯105バーツしたのでびっくりした。窓が大きくて、緑に囲まれたそりゃーすてきな1軒家カフェだったので、まあ雰囲気代と思えば納得できるけど。

 

金銭感覚なんてそんなもんですよね。日本円に換算すれば安いと思うけど、いったん両替したら、現地の金銭感覚になってしまう。なので、カフェに入ると、日本でコーヒー1杯に800円とか1000円払ってる感覚と同じ。

 

今いるカフェは、住宅街のなかにあって、値段的にはラテ1杯70バーツとそこそこするけど、常連さんぽいタイ人の若者がちょこちょこやってくるほどよい混み加減で、「ご近所のいつものカフェ」感があって居心地がいい。で、ラテアートもきれい。店員さんが素朴。半オープンな造りで風が入ってくるのもいい。で、BGMがとっても好み(ここ重要)。

 

ネットがどこでも使えるようになってから、ついついどこに行く時も検索して、そこを目当てに行くことが多くなった。もちろん、それで「いやー、調べといてよかったなー」ということもあるのだけど、偶然見つけた場所が当たりだった、という喜びには遥か及ばない。沢木耕太郎の「深夜特急」を読んで、「やっぱ旅の醍醐味はノープランよね!」と拳を握りしめたのに、なかなか完全ノープランを貫くのは難しい~。どうせ行くなら、もうめいっぱい、できるだけいいとこどりしたい!という思いが捨てきれないからでしょうか?

 

あ、ローカル食堂も、「ネットではほとんど取り上げられていないけどいいとこ」を偶然見つけました。ひひひ、こういうのが幸せ。