リスボンのお散歩 – サン・ベント編
なにやらヨーロッパ各地に熱波がきている模様...でもなぜかリスボンは全然暑くなく、毎日、日中でも20度前後の快適な気候。
どこの街に行っても、結局なんでもないローカルエリアをぷらぷら散歩しつつ、居心地のよいカフェでぼーっとお茶するのが一番好きなので、歩くのが楽しそうなエリアをGoogle Mapsで探してみた。私の探し方は、地図上でよさげなカフェを検索して、ひとつみつけたらとりあえずそこを目指して、ついでに周辺をぷらぷらするというもの。
サン・ベント地区とプリンシペ・レアル地区に、よさげなカフェがいっぱいありそう。とりあえず今日はサン・ベント地区に行ってみる。地図でいうとこのへん。
車も人も多いリスボンの中心部から、ざ★リスボン!なケーブルカー、ビッカ線の上のほうの駅がある、Loreto通りをずっと西に向かって歩いていくと、サン・ベント地区に着きます。
Loreto通りは大通りではあるし、お土産屋さんなんかも並んでて観光地っぽくもあるけど、ローカルな食堂や生活用品屋さんがあって、トラムも走るし、歩いていて楽しい道。
近くにはサンタ・カタリーナ展望台というビュースポットもある。行ってみたけど、残念ながらこちらは改修中で、あまりいい景色は望めず。
メイン通りに戻って坂を下っていくと、ぐっと人も減って、地元の人向けの居心地よさげなカフェや軽食屋さん、こじゃれた雑貨屋さんなんかがたくさんある。
このへん、アズレージョも見放題でかわいい壁がいっぱい。メインの通りにもあるけど、適当に脇道に入っていくとどんどん景色が変わる。坂は多いし、くねくねしてるけど、だからこそ歩くのが面白い。
あるあるある。入ってみたいカフェがいっぱいあるー!とりあえず目指したカフェに行く前に、混んでなくて居心地よさそうなとこがあったので先に吸い込まれた。結局、行こうと思ってたカフェに行かずに、違うとこに入ってしまうのは、カフェ散歩あるある。
お散歩続けます。
共和国議事会を左に、少し坂を上っていくと、またしてもよさげな小道。斜め前に、ひっきりなしに人が入っていくジェラート屋さんが。道をはさんだ向かいにはかわいいクレープ屋さん。うう、どっちに入ろう。悩んだ末、今日はジェラート。
以前、イタリア人に「これみよがしに、もりもりに盛ったディスプレイのジェラート屋には入るな!」と警告されたのだけど、このお店は、みんなシルバーの容器に入っていてジェラートが見えない仕様。おお、品質第一のこの管理方法なら期待できる。ということで、ストラッチャテッラ(チョコチップ)とピスタチオをオーダー。だいたい初めて行くとこはいつもこの組み合わせにしてしまう...
ピスタチオ濃厚でうまーい!
横に小さなイートインスペースがあって、そこからお向かいのアズレージョが見える。はー、いいわーこーゆー雰囲気。
大通りに戻ると、公園があった。でっかい木が作ってくれる木陰が身持ちよさそう。
もう少し西のほうに歩いていくと、古い住宅街に入る。生活感いっぱい。
そしてこのモールは、イワシ祭りの飾り付け。6月いっぱい、リスボンの街のあっちこっちでイワシ屋台が出る。今は昼間だからやってないけど、週末の夜はこのへんも煙でもくもくになるんだろーな。
カラフルな壁に引き込まれてあっちこっちの路地に入ってぐるぐる。どの壁もかわいいので、写真撮ってたらきりないわこれ。
Google Mapsで再びカフェチェック。行ってみたいカフェを見つけて向かったけど、結構混雑していたのでスルー。そのまま歩いていくと、めっちゃ好きな感じでしかもすいているカフェがあった。速攻IN。
なにやらおしゃれなメニューを頼んでしまった。
これくらいすいてると落ち着くわー。雰囲気も好きだし。ここまたこよ。
散歩してお茶飲んだだけですが、よき日だった。リスボンの日常が垣間見えて、適度におしゃれなこのへんのお散歩、おすすめ(坂は多いよー)。