どこにあっても府中というとこはいいとこだ

 

2年ほど前まで、10年間東京の府中市に住んでいた。私は引っ越し魔で、あちこち住んでみたいほうなんだけど（だから今こんなふうにふらふらしてるわけだけど）、府中というところはめっちゃ住み心地が良くて、他の場所に引っ越したいなどとまったく思わなかった。正確に言うと、府中市内半径1kmくらいで3か所に引っ越しはしてるけど、この範囲内のアパートしか探さなかった。府中らぶ。今でも、東京に住みたいとはもうあまり思わないけど、府中にだったら住みたい。

で、台湾にも府中駅があった。MRTの板南線。府中駅の隣は板橋駅。ちなみに新卒の頃は板橋区民だった。今回発作的に台北に来たのは、たまたまみつけた今の部屋がこの２つの駅に近くて、なんか親近感を覚えたからというのも大きいかも。まあ、きっかけなんてなんだっていいの。

府中駅の周辺には黄石市場というすてきな市場がある。地元感ありあり。小吃ありあり。屋台がいっぱい。道をはさんで板橋市場という伝統市場（いわゆる生鮮食品市場）もあって、こっちは八百屋だの果物屋だの肉屋だの魚屋だのが、道の両脇にずらーーーっと並ぶ。ああ、子供の頃おばあちゃんとよく行った市場を思い出すー。

 

駅の周辺には新しいお店もいっぱいあって賑わっている。歩いて10分ほどで行ける夜市もある。なんて便利。やっぱり府中というところにはずれなし！広島県の府中市には住んだことはないけど、そこもいいとこに違いない。

YouBikeでこの界隈をぐるっと一周したけど、どの駅の近くにも昔ながらの市場があって、しかもどこもめっちゃ活気がある。なんか歩いてるだけで楽しい。ごく普通の町をお散歩して、地元の暮らしを眺めるのが好きなので、今回のステイ先はあたりだった。