いろんなところに住んでみる

旅の楽しみは、知らない街の日常を見ること。というわけで、いろんなとこで「ちょっとちょっと暮らし」してみます。どんなところに住めるのかなー?2018年、チェンマイ→台北→フィレンツェ→はたまたチェンマイ。2019年は...春はカミーノ(スペイン巡礼路)からのポルトガル。夏は日本。秋冬はスウェーデン。2020年夏からしばらく京都。

コムローイ、街なか編(ナワラット橋周辺)

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夜空に舞い上がるランタンは、イベント会場でしか見られないと思っていた。なので、1日はイベント会場に行き、もう1日は街なかでロイクラトン(灯篭流し)やパレードを楽しもうと思っていたのですが。

 

実は、街なかでも結構な数のランタンが上がっていた。

 

昨晩、お願いごとをし忘れたので、今日は灯篭流しでお願いごとをしようと、旧市街の東側のピン川へ。道沿いにずらっと、花をあしらった灯篭を売っている屋台が続く。灯籠をどこかで買うつもりでいたら、文化交流イベントの一環なのか、「無料で灯篭づくり体験できます」という屋台で呼び止められたので、せっかくなので自作することにした。

 

エコフレンドリーに、灯篭は自然素材(多少のピンや蝋燭、お線香は使うけど)でできている。バナナの幹を芯にして、バナナの葉で覆って飾る。その上に花や蝋燭を刺してできあがり。

 

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左はプロ並みに作り上げたお友達Lちゃんの作品。右は雑さが際立つ私の作品。

 

川辺は段差があるので、胸まで川に浸かった係の人が待機していて(ありがたや)、渡すと流してくれる。

 

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いってらっしゃーい。

 

午後7時、ランタン解禁の時間(飛行機の運航等に支障が出るので、飛ばしていいのは夜7時から午前1時までと決められている)になると、とたんに人が増えてきて、次々とランタンを飛ばしている。この一角は、公式に「制限時間内なら上げてOK」と認められている場所で、どこでもかしこでも飛ばしていいわけではない。

 

こんな混雑のなかで、紙のランタンに火をつけて飛ばすわけだから、結構危ないっちゃー危ない。たまにランタンが木に引っかかったり、落ちてきたりするので要注意!(ランタンのなかでしっかり空気があたたまるまで、じっくり待ってから飛ばさないと、落ちてくる)

 

けど、見知らぬ人同士が、ライターを貸し借りしたり、火をつけるのを手伝ってあげたり、「あ、まってまって、まだ手を放すの早いよ!」とか助けあったりして、和気あいあいとお祭りを楽しんでいる雰囲気がとてもいい。

 

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混雑を避けて、ちょっとすいてる場所でしばし座って空をぼーっと見上げる。

 

イベント会場のように無数の、ってわけではないけど、街なかのコムローイはもっと身近に楽しめる感じがして、両方行ったのはよかった。

 

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旧市街からピン川のそばの大通りではパレードが行われている。チェンマイの街なかには、低い場所に電線がいっぱい走っているので、その下をくぐるために、山車の高い部分が後ろに折れるようになっている。よくできてるなー。

 

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係の人が器用に棒で支えてます。

 

晦日にも、ランタン上がっちゃいますよ。

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