イタリアで感じる小確幸③
イタリアで感じる、「小さいけれど確かな幸せ」(By村上春樹)、その3。
チェリー。ここに来て何キロ食べただろう。誇張ではなく。
5月初旬についたので、ちょうどチェリーが旬を迎えるころだった。いつも行く市場で、山盛りになって売られているチェリー。日によって値段が違うけど、だいたい1キロ3~4ユーロくらい。最初は半キロずつ買っていたけど、結構あっという間に食べてしまうので最近は1キロ買い。売り子のお兄さんに「1キロおくれ」と頼むと、だいたいのカンで入れてくれるので、実際にレジに行って計ってもらうと、1.3キロくらい入っていたりする。
だから軽く10キロくらい食べてるのでは?人生でこんなにチェリーを大量に食べたことはない。大粒だし、味が濃くておいしい。噛むとぷちっと弾けて、果汁がじゅわーっと広がる。
でもそろそろチェリーもおしまい。市場では桃やアプリコット、ぶどうが並び出した。このぺったんこの桃、甘くておいしいし、何がいいって、平たいので食べやすい!皮ごと食べます。
すぐ追熟するので、早く食べないといけないけど、部屋に置いているとものすごくいい香りがふんわりとただよう。甘い桃の香り。これも小確幸。