不死身のviva viagem
リスボン市内/近郊の移動には、交通系ICカードのviva viagem(ヴィヴァ・ヴィアジェン)を使っていました。ICチップが埋め込まれた紙のカードで、チャージして使います。
メトロや鉄道に乗る際には、1回券として使う場合でも、必ずこのカードが必要になります。どんなカードかという詳しい説明は後述。
私はリスボン郊外に滞在していたので、紙のviva viagemに20ユーロくらいずつチャージして使っていたのですが、ある時、パーカーのポケットに突っ込んでいたのを忘れて、そのままコインランドリーの洗濯機で洗ってしまいました...
あああああああああああ!
ポケットから取り出したカードは、折れ曲がってずったぼろ...
まだ10ユーロ以上残っていたのにいいいい!
そもそも返金不可だし、まず読み取れなければ交換もしてもらえないだろうし、あきらめて捨てようかと思ったんだけど、一応捨てる前に、券売機で読み取らせてみた。
カードをセンサー部分に置き、チャージ額確認ボタンを押すと、
ぴっ♪
...なにごともなかったかのように、残金が表示された。
...つ、使えるのか、この状態で...
不死身かよviva viagem!!
助かったー!びば!viva viagem!!!
残金があるので、結局リスボンを離れるまで、このズタボロのカードを使い続けました。リチャージも問題なし。検札でチェックされるときは、ちょっと恥ずかしかったけど、車掌さんノーリアクション...
洗ったのがぬるま湯だったのが幸いしたみたい。ICチップは、高温だとやられるけど、水には耐性があるんやねー。
丸洗いオッケー!汚れても安心!
:::viva viagemについて:::
viva viagemとは、こんなカード。けっこうややこしいので箇条書きで羅列します。
- ICチップが埋め込まれた紙製のカード
- 鉄道やメトロの券売機で購入できる(カード代0.5ユーロ)
- 購入時に、シングルチケットの代金、もしくは一定の金額をチャージして、プリペイドカードとして使用
- 購入から1年間有効で、この間は繰り返しチャージ可能
- 一定額チャージ(zapping)にすると、ほとんどの場合は、シングルチケットとして使うより料金が割安
- リスボン市内/近郊のメトロ、鉄道(CP)、バス、トラムに共通で使用可能
- ただし、シントラやカシュカイシュを走るSCOTT社のバスには使えない
- テージョ川対岸(クリスト・レイ像などある方)を走るTST社のバスには使える
- セトゥーバル方面に行く私鉄(Fertagus)には使えない
- チャージ額は最低3ユーロから
- 残金は返金不可なので、zappingにする場合はできるだけ残らないよう考えつつチャージ
- それがめんどくさい場合は、24時間市内乗り放題券としてチャージし、郊外に行くときは別途シングルチケット(この場合もカード代0.5ユーロが別途かかる)を買うほうが楽
- 鉄道に乗るときは、シントラ線もカシュカイシュ線もめっちゃマメに検札に来るので、改札のない駅でも乗車前に読み取り機にタッチするのをお忘れなく
viva viagem→クワシクハコチラ
https://www.metrolisboa.pt/en/buy/
余談:
地元の人々はプラスチック製の、顔写真入りのカード(Lisboa viva)を使っていて、これを買えば、1か月間(購入日から30日ではなく、月初から月末まで)リスボン市内の交通が30ユーロ、リスボン近郊(セトゥーバルなど含むかなり広い範囲!)なら40ユーロで乗り放題になる、めっちゃお得なマンスリーパスとして使える。ただし、カードの発行に10営業日かかり、カード代として7ユーロ(特急扱いにすると1日でできるけど12ユーロ)必要なので、あまり旅行者向きではない。ちなみに、マンスリーパスは紙のviva viagemにはチャージできない。
Lisboa viva→クワシクハコチラ
https://www.metrolisboa.pt/en/buy/lisboa-viva-card/
(2019年7月時点の情報です)