いろんなところに住んでみる

旅の楽しみは、知らない街の日常を見ること。というわけで、いろんなとこで「ちょっとちょっと暮らし」してみます。どんなところに住めるのかなー?2018年、チェンマイ→台北→フィレンツェ→はたまたチェンマイ。2019年は...春はカミーノ(スペイン巡礼路)からのポルトガル。夏は日本。秋冬はスウェーデン。2020年夏からしばらく京都。

なぜ私はムエタイジムにいるのか


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車がびゅんびゅん走る幹線道路から1本入った、人気のない暗い通り。ぽつんとムエタイジムの灯りがついている。なぜ、私はムエタイジムになどいるのだろう。ムエタイやろうなんて全然、ひとかけらも思っていなかったのに。

 

きっかけはカミーノトークだった。

どういう流れか忘れたけど、カミーノトークが終わってから、オランダ人女子がムエタイジムに行っていると言う話になった。

「もし興味あったら行ってみる?1回300バーツ(1000円ちょい)で体験できるから」

と言われたものの、その時は全然行ってみるつもりなんかなかった。でも、その後みんなと別れてから1人で入ったカオマンガイ屋で、ムエタイジムのポスターが貼ってあるのが目に入った。

 

なんだ?なんだこのタイミング?

 

なんとなく気になったので、あとでWEBで調べてみようと思って写真を撮った。そして、ごはんを食べてちょっと散歩した後で家に帰ると、オランダ人女子にメッセージを送っている私がいた。

 

ムエタイ、行ってみよーかな」

 

だってせっかくタイにいるし、こんなきっかけでもないとムエタイなんて一生やることないよ。まあ、流れ的に1回くらいやってみてみろってことだよね。素人歓迎、誰でもOKって書いてあるし。300バーツだし。

 

という軽いノリで、やってみることにした。ちなみにオランダ人女子は週4回通うつもりらしい。めっちゃやる気やん!

 

行ったジムはみかけたポスターとは別のところだった。なんとなく、フィットネススタジオ併設風のものを想像していたけど、ガチでムエタイジムですわ。

 

とりあえず受付にいた兄ちゃんに話しかける。

「あのーーー。今日のクラスに参加したいんですけど。スーパービギナーなんですけど」

「あ、はいはい。全然だいじょぶっすよ。6時半からなんで、それまでその辺で見ててください」

 

ガチ目の人が2人ほどトレーニングをしていた。うわこんなガチな人ばっかだったらどうしよう!超場違いな感じで見ていると、オランダ人女子が現れた。

「あー、来たねー!なんかうれしー!結構待った?」

とりあえず知ってる人が1人いると心強い。ほかに女子いねーし。

 

この日のクラスに参加していたのは男性2名とオランダ人女子と私、4人だった。もーちょっといるかと思ったんだけど。

 

レーニングの流れは、最初20分くらいはジム内をぐるぐるランニングして、腹筋、腕立て、縄跳び。

縄跳びなんて何年振りだろーか。そしてその後、ほかの生徒さんはサンドバッグ。私は初めてなので、バンテージを巻いてもらってリングに連れていかれ、マンツーマンでパンチやらキックやらを教えてもらった。

 

まずは基本のステップと構え。それからストレート、ジャブ、左右エルボー、ハイキック、プッシュキック、ローキック。一通り。

トレーナーはごつい兄ちゃんだけど、結構優しい。

「はい、キックの時は腕を振り下ろす!」

「はい、キックの時は体を後ろに倒す!」

「はい、ガード忘れないで!」

全然まともに動けませんw 脚上がらん!キック難しい!

 

その後、グローブをつけてゆるゆるスパーリングに参加。人生初グローブ。トレーナーさんと組むときはミット打ち、生徒さんと組むときはぽこぽこ軽めに殴り合う感じ。

 

最後に10分ほどストレッチをして終了。全部で1時間半ほど。もっとぼこぼこサンドバックを殴る感じ想像してたけど、まともにパンチ繰り出せないのでそこまでいかなかった。

 

私はとろとろ猫パンチを繰り出していたのでそうでもなかったけど、ほかの生徒さんたちはすごい汗をかいていた。こりゃ運動量すごいわ。あと、ムエタイの試合を見てみたくなった。

 

カミーノトークなかったら、ムエタイ体験もなかったわけだし、こういう点と点がつながっていく感じはよい流れだと思う。

 

ちなみに参加したのはこちら。

Fight Fit