どんよりパーイとナイトマーケット
ん?待て待て。
タイ北部は今乾季のはずだ。これまで雨は1滴も降っていない(嘘。一瞬パラっときたことはあった)。乾季には雨なんて全然降らないと思っていた。
なのになぜ、1泊2日で予定していた初のプチトリップの日程が、両日とも雨予報なのだ!?タイミング悪すぎやろ。
これまでずっとチェンマイにいたので、ここから約130kmほど北にあるパーイという街に行ってみることにした。チェンマイからは、くねくねした山道の762ものカーブを通って行かねばならぬらしい。
パーイは山合いの小さな街ながら、かわいらしい街並みと素朴な風景で、タイ人はもとより欧米人や中国人に大人気の場所。ハンモック付きのコテージを予約したので、ただただきれいな空を眺めながらのんびりできればいいなー、と思ったのですが。そうですか雨ですか。
とりあえずミニバンを予約して向かう。
もともと車酔いはまったくしないのに、前回ソンテウでドイステープ(30分くらいで山道を標高1000mくらいまで上がる)に行ったときに、まともに立てないくらいのめまいに襲われた(車酔いというより気圧の急激な変化に対応できない)。なので念のため酔い止めを飲んでからミニバンに乗り込む。車窓も楽しみたいなあと思いつつ、あっという間に眠気が訪れ、3時間半、休憩時間以外はもー爆睡。
チェンマイを出た時からずっとどんより。パーイについてもどんより。ともあれ着きました。思ったより開けている感じ。そして欧米人だらけ!確かに街並みはかわいらしい。スクーターを借りて郊外に出れば、田園風景を望めるカフェもあちこちあるんですって。到着したらすぐ借りる予定だったけど、今にも降ってきそうなので、スクーターは明日に賭けて、今日は宿と街中でのんびりすることに。
うん、まあいいよ。このハンモックにうずもれたかったから。
路地に入ったところにあるどローカルな食堂でごはんを食べたり、コーヒーを飲んだり、お散歩したりしているうちに、ナイトマーケットの準備が始まった。メインストリートにずらりと屋台が並ぶけど、チェンマイのナイトマーケットみたいに混雑するわけではないので、ぷらぷらあるくにはちょうどいい。
どローカル食堂。この昭和的な虫よけのかごがなんかかわいい。
一巡りしたあと、炭火でレモングラスティーやジンジャーティーを出しているお茶屋さんがあったので、しばしここでぼーっと。今日1日なんにもしてないけど、そもそもなんにもしないで過ごすために来たんだった。そうだった。
めっちゃ丁寧に炭を入れてます。土鍋に入っているのがお茶。
レモングラスティーに竹のコップの香り。こういう時間があるのは幸せだなー。
今日はぎりぎり傘をささずにすんだ。どうか明日はちょっとでも青空が見えますように。