いろんなところに住んでみる

旅の楽しみは、知らない街の日常を見ること。というわけで、いろんなとこで「ちょっとちょっと暮らし」してみます。どんなところに住めるのかなー?2018年、チェンマイ→台北→フィレンツェ→はたまたチェンマイ。2019年は...春はカミーノ(スペイン巡礼路)からのポルトガル。夏は日本。秋冬はスウェーデン。2020年夏からしばらく京都。

誰もいない絶景散歩道、ベッロズグアルド

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フィレンツェを一望できる場所といえば、ミケランジェロ広場とフィエーゾレ。でももう1か所、絶景を望める超穴場があるのです。それがベッロズグアルド。

 

 

 このへん。街の中心から歩いていける距離。ここは、交流パーティーに行ったときに地元の人に、「ツーリストには全然知られてないけど、すごく景色がきれいな散歩道」として教えてもらった。ベッロズグアルド(Bellosguardo)とは、英語にするとBeautiful lookという意味らしい。

 

フィレンツェの下町、サントスピリト広場から10分くらい歩くと、ベッロズグアルド通りという細い道にたどりつく。ここから坂をえっちらおっちら上っていくと、急に糸杉とオリーブのトスカーナ的田園風景がわさーっと広がる。さっきまで街にいたのに!

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道沿いは、門は見えども屋敷は見えず、みたいな巨大な別荘街。

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丘の上には瀟洒なホテルがあって、その敷地の手前から、トップ写真のような絶景が広がる。ホテルの入り口には「ここから私有地だから入るなよ」「入ったらあかんで」「絶対入るなよ」くらいの勢いで「STOP」と書かれた立て看板が4つくらい並んでいるので、入る勇気はない。

 

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絶景だけど、フツーの道なので、誰1人歩いていない。たまに車が通るだけ。座る場所はないし坂道だけど(途中に緑いっぱいの公園はある)、街中の人ごみに疲れたら、のんびりお散歩しながら田園風景を見るのもよいかも。ベッロズグアルド通りの入り口から、ビューポイント(といっても道路だけど)までは20分くらいで着く。

 

あー、この緑と赤い屋根と青い空!ずっと眺めていられる。