イタリアで感じる小確幸④
イタリアで感じる、「小さいけれど確かな幸せ」(By村上春樹)、その4。
それは、夜のお散歩。
なにしろ昼は暑い。暑いだけじゃなくて湿気がすごい。日本の夏並みに蒸し暑い。
夜は少しマシになるし、オレンジの街灯りがきれいなのでお散歩に出かける。特に目的はなくぷらぷら。
ミケランジェロ広場の下にあるサン・ニッコロ地区。
街のほぼ中心にあるレップブリカ広場。
カッライア橋やサンタ・トリニタ橋は、風がそよそよと気持ちよい。らんかんに座ってしばし、ぼーっと。
一番好きなのは、サント・スピリト広場。地元の人たちがゆったりと夜をすごす感じの場所。トラットリアやバーが広場をぐるっと囲んでいるけど、教会前の階段に座り込んで、ピザやビール、ワインを楽しんでいる。
私もまねしてピザをテイクアウトして階段に座り込む。隣で、若者のグループがギターに合わせてKnocking on the Heaven's DoorとかImaginとかPretty Womanをみんなで歌っている。
こういうところにひとりでいるの、そんなに悪くない。なんか幸せ。