いろんなところに住んでみる

旅の楽しみは、知らない街の日常を見ること。というわけで、いろんなとこで「ちょっとちょっと暮らし」してみます。どんなところに住めるのかなー?2018年、チェンマイ→台北→フィレンツェ→はたまたチェンマイ。2019年は...春はカミーノ(スペイン巡礼路)からのポルトガル。夏は日本。秋冬はスウェーデン。2020年夏からしばらく京都。

遅まきながらイタ語テキストを買った


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DuoLingoとNHKのまいにちイタリア語ストリーミングでどうにかしようと思っていたけど、どうにもならないので、イタリア語独習用のテキストを買った。

 

本屋さんであれこれ見て、結局買ったのは「Italian Grammar In Use」というテキスト。見開きで、左が解説ページ、右が練習問題になっている。

 

このテキストを選んだのは、昔英語の独習をした時に使っていたMurphy の「English Grammar in Use」というテキストがめちゃくちゃよかったから。正直、学生のときは英語にそんなに興味がなかったけど、昔ニュージーランドの語学学校の先生に「おすすめ」としてあげてもらったこのテキストで、目からウロコがぼろぼろ落ちた。(当時の)学校英語では教わらなかった細かいニュアンスの使い分けや時制、コロケーションなんかが、わかりやすい例文で紹介されているので、この本をやって初めて英語がおもしろいと思った。練習問題も難しすぎないのでやりやすい。

 

なので、関係あるかはわからないけど、とりあえず構成が同じこのテキストならやりぬけそう。とある言語学習サイトで、イタリア人から「これは良本」というお墨付きもいただいたので間違いないだろう。

 
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ユニット4で、いきなりこんな例文があるのがイタリアっぽい。「キミが大好きなんだ。キミはぼくのこと好き~?」「あたしが好きなのはジョバンニや!」イラストが秀逸。

 

見開きで64ユニットあるので、1日2ユニットやれば1か月で終わる計算。とりあえず早めにひととおり終えたい。Google翻訳さんのお世話にならなくても、簡単な会話ができるくらいになればいいので。志は低い(笑)。

 

でも。

 

なんだかずっと、心のどこかで「このままじゃダメだ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、もっといろいろやらなきゃ、もっと高みを目指さなきゃ」と、自分で自分にわけもわからずプレッシャーかけていたのが、フィレンツェに来てすーっと溶けた。たぶん、さらさらに乾いた空気と、鮮やかな新緑と、ゆったり流れるアルノ川と、その向こうに見える街並みと、メルカートに並ぶ新鮮な野菜や果物のおかげ。ゆったりときれいな景色を眺めながらのんびりと1日を過ごして、小さな幸せを感じられる生活があれば、それでいい。それでここに来た意味はある。...って、意味を求める必要もないんだけど。